人間の歯は、親知らず(第3大臼歯)を含めると、上下左右全部で32本あります。これらが何らかの原因で抜けていき、歯が1本も無い人を無歯顎者と呼びます。無歯顎者が食べたり話したりする機能を回復するために、口の中へ入れる人工の装置を総入れ歯と呼びます。総入れ歯を装着することによって、QOLが向上します。 BPSとは、Dr. Rainer StrackやDr. Eugen Schleichら(いずれもチュービンゲン大学、ドイツ)による研究をもとに広く開業医などの意見も反映させ、Ivoclar Vivadent社(リヒテンシュタイン)が商品化した義歯製作システムの名称であり、Bio-functional Prosthesis System(生体機能的補綴システム)を略したものである。2008年1月現在、BPSはUCLA歯学部大学院をはじめアメリカの歯学部23校で教育カリキュラムのコンポーネントとして採用されている。 BPSの特長は種々あるが、とくに主要なものについて述べると(1)印象採得から装着までのすべての工程が規格化され、術者の経験レベルに依存しない均質な義歯の製作が可能であること、(2)患者の来院回数が最短4回ですむこと、(3)閉口機能印象を主体としていること、(4)概形印象と「セントリックトレー」を使った一次咬合採得が同時に行えること、(5)精密印象と「ナソマットM」(ゴシックアーチ)による二次咬合採得が同時に行えること、(6)下顎総義歯の吸着が得られる可能性が高いこと、などがあげられる。

症例ケース1

Data
70歳代 女性
総費用:約\600,000
治療期間:約1ヵ月

→詳細ページへ